北米の歴史

綿花の栽培はいつから始まった?7000年前のインダス文明に迫る

綿花の栽培はいつから始まったのか

綿花の栽培の歴史は、なんと7000年以上前にさかのぼるとされています。その発祥の地は、インダス川流域——現在の北西インドから東パキスタンにまたがる地域です。この肥沃な河川沿いの土地で、人類は早くも太古の時代から綿花を育て、繊維として利用し始めていました。

メヘルガル遺跡が語る最古の綿布

現在のパキスタンに位置するメヘルガル(Mehrgarh)遺跡からは、綿布の断片が発見されています。この出土品は、新石器時代前期(紀元前6000年〜同5000年頃)にはすでに綿花の生産が行われていたことを示す貴重な証拠です。

メヘルガルは南アジア最古級の農耕集落の一つとして知られており、小麦や大麦の栽培とともに、織物文化の萌芽も見られます。綿布の存在は、当時の人々が単に食料を得るだけでなく、衣服という生活文化を高度に発展させていたことを物語っています。

7000年続く綿と人類の関係

インダス川流域で芽生えた綿花の栽培は、その後交易とともに世界各地へと広がり、今日では世界最大の天然繊維作物へと成長しました。私たちが普段着用する綿製品のルーツをたどると、紀元前の古代文明にたどり着くのです。