ヒューマニズムはいつ始まったのか?
ヒューマニズムの起源は、14世紀初頭にさかのぼります。中世ヨーロッパでは長らく神学が学問の中心でしたが、この時期になると、人間そのものの価値や理性、個人の可能性へと関心が移り始めました。これが後のルネサンス思想の基盤となっていきます。
ヒューマニズムはどこで始まったのか?
ヒューマニズムが生まれたのは、イタリアのフィレンツェです。時期はちょうど初期ルネサンスにあたります。商業と金融で繁栄を極めていたフィレンツェでは、古代ギリシャ・ローマの古典文化を復興しようとする動きが盛んになり、そこから人間中心の新しい思想が芽生えました。
フィレンツェでヒューマニズムが育った理由
「人文主義の父」と称される詩人ペトラルカ(1304年〜1374年)をはじめ、多くの学者が古代の文献を収集・研究し、人間の尊厳を探求しました。豊かな経済力を持つメディチ家などのパトロンが文化活動を支援したことも、ヒューマニズムの発展を大きく後押ししました。
こうして花開いたヒューマニズムは、やがてイタリアからヨーロッパ各地へと広がり、美術、文学、教育など幅広い分野に深い影響を与え、近代的な人間観の礎となりました。