核兵器は人類が保有する最も強力な兵器であり、その総数は常に国際社会の大きな関心事となっています。米国の研究機関「科学者連盟(Federation of American Scientists:FAS)」の推計によると、2022年1月時点で、世界中には約12,705発の核弾頭が存在するとされています。
世界の核兵器の総数と内訳
FASの推計によれば、世界に存在する約12,705発の核弾頭のうち、およそ9,440発が米国とロシアの現役在庫として保管されています。残りの約3,265発は、予備として備蓄されているか、廃棄(解体)処分を待っている状態です。
ロシアと米国が全体の大半を占める
核兵器の大部分は、冷戦時代から核開発を進めてきたロシアと米国の2カ国が集中して保有しています。ロシアは約5,977発と世界最大の核戦力を有し、米国が約5,559発でこれに続きます。両国だけで世界の核弾頭の9割近くを占めており、今後の核軍縮の行方はこの2カ国の動向にかかっているといえるでしょう。
その他の核保有国
米露以外にも、核兵器を保有しているとされる国が存在します。中国、フランス、イギリス、パキスタン、インド、イスラエル、北朝鮮の7カ国で、合計およそ1,750発の核弾頭を保有していると推計されています。とりわけ中国は近年、核戦力の増強を加速させており、今後の保有数の推移が国際的に注目されています。
まとめ
2022年1月時点で、世界には約12,705発の核弾頭が存在し、その大半をロシアと米国が占めています。冷戦終結以降、核弾頭の総数は長期的な減少傾向にあるものの、依然として人類を繰り返し滅ぼしうる規模であり、核軍縮と核不拡散に向けた国際的な取り組みが引き続き求められています。