北米の歴史

地球最初の氷河期はいつ・どこから始まったのか?

地球史上最初の氷河期は、先カンブリア時代(原生代)にあたる約24億年前に始まったと考えられています。

最初の氷河期の始まり

この最古の氷河期は「ヒューロニアン氷期」と呼ばれており、その始まりの地は現在のカナダにあたる地域だとされています。ここで形成された巨大な氷床は、やがて地球表面の大部分へと広がり、地球全体を長い寒冷期が包み込むことになりました。

なぜ氷河期が始まったのか?

有力な説の一つが、「大酸化イベント」と呼ばれる現象です。当時、海中に繁栄していたシアノバクテリア(藍藻)が光合成によって大量の酸素を放出しました。その結果、それまで地球を暖めていたメタンなどの温室効果ガスが分解されて大気中から減少し、温室効果が急激に弱まったことで、地球は急速に冷え込んだと考えられています。

スノーボールアースとの関係

この時期、地球全体が厚い氷におおわれる「スノーボールアース(雪玉地球)」状態に陥った可能性も指摘されています。もしこの仮説が正しければ、赤道付近の海域さえも氷に覆われた、地球史上類を見ない極寒の時代が存在したことになります。
こうして始まった最初の氷河期は、地球の気候変動の歴史を語るうえで非常に重要な出来事であり、その謎を解き明かす研究が今も続けられています。