北米の歴史

独立宣言を書いたのは誰?起草者トーマス・ジェファーソンの役割を解説

独立宣言の主な起草者はトーマス・ジェファーソン

アメリカの「独立宣言」は、主にトーマス・ジェファーソン(Thomas Jefferson)によって執筆されました。当時33歳だったジェファーソンは、大陸会議が設置した委員会の一員として、イギリスからの独立を宣言する文書の草案作りを任されました。

ジェファーソンはジョン・アダムズやベンジャミン・フランクリンら委員会メンバーの助言を受けながら執筆を進めましたが、文書の大部分はジェファーソン自身の手によるものです。フランクリンやアダムズが一部の表現について修正を提案したとされていますが、歴史的な名文として知られる本文の骨格は、ほぼすべてジェファーソンが一人で書き上げたものです。

宣言の起草を担当した「五人委員会」

独立宣言の草案作りを担当したのは、次の5人からなる委員会(通称:五人委員会)です。

  • トーマス・ジェファーソン(バージニア)
  • ジョン・アダムズ(マサチューセッツ)
  • ベンジャミン・フランクリン(ペンシルベニア)
  • ロジャー・シャーマン(コネチカット)
  • ロバート・リビングストン(ニューヨーク)

この中でも若く優れた文章力を持つジェファーソンが実際の執筆を担い、他のメンバーが助言や修正を行うという役割分担でした。

1776年7月4日、大陸会議で採択

こうして完成した独立宣言は、1776年7月4日にフィラデルフィアで開催されていた第二次大陸会議で正式に採択されました。この日付は現在、アメリカの独立記念日(インディペンデンス・デー)として毎年祝われています。

なお、採択された文書はその後も大陸会議での審議の中で一部修正が加えられましたが、「すべての人間は平等に創られている」という冒頭の理念は今日までアメリカ建国の精神として受け継がれています。