ニューオーリンズの戦いは南北戦争ではない
「ニューオーリンズの戦い」というと、南北戦争(アメリカ南北戦争)の戦闘だと誤解されがちですが、これは正しくありません。歴史上有名なニューオーリンズの戦い(Battle of New Orleans)は、米英戦争(1812年戦争)中の1815年1月8日に行われた戦闘です。
戦いの場所
戦場となったのは、ルイジアナ州ニューオーリンズの南郊外にあるシャルメット(Chalmette)一帯です。ミシシッピ川東岸の平原では、アンドリュー・ジャクソン将軍率いるアメリカ軍が防御陣地を築き、そこへイギリス軍が攻撃を仕掛けました。
結果と歴史的な意義
アメリカ軍は数に優るイギリス軍を見事に撃退し、イギリス軍司令官エドワード・パケナム中将が戦死するなど、敵側に甚大な損害を与えました。一方、アメリカ側の損害はごくわずかでした。この圧倒的な勝利によってジャクソンの名声は一気に高まり、後にアメリカ大統領に選出される足がかりとなったとされています。
さらに興味深い点として、この戦いが行われた時点で、すでに終戦条約であるガン条約は調印されていました。しかし当時の通信手段の遅れのため、その情報が戦場まで届かず、両軍は和平が成立したことを知らないまま最後の激戦を繰り広げたのです。