アメリカの歴史において、「独立戦争に勝利した」と「独立宣言が書かれた」——この二つの出来事のうち、どちらが先に起こったのでしょうか。答えは「独立宣言」です。
独立宣言は1776年、戦争の勝利より先に採択された
独立宣言は1776年7月4日、フィラデルフィアで開催されていた大陸会議によって採択されました。トーマス・ジェファーソンを中心に起草されたこの文書は、13植民地がイギリス王ジョージ3世からの独立を公式に表明した歴史的な一歩となりました。
独立戦争はその後も約7年間続いた
一方、アメリカ独立戦争(革命戦争)は独立宣言の後も長く続きました。戦局を大きく左右したのは1781年のヨークタウンの戦いで、ここでイギリス軍のコーンウォリス将軍が降伏し、事実上の決着がつきました。
しかし、戦争が正式に終結したのは1783年9月3日、パリ条約の調印によってです。この条約により、イギリスはアメリカ合衆国の独立を正式に承認しました。
まとめ:独立は「宣言してから勝ち取る」ものだった
つまり、アメリカはまだ戦争に勝っていない段階で、あえてイギリスからの独立を宣言したのです。「まず独立を宣言し、その後武力でそれを実現する」という順序は、アメリカ建国の歴史を語るうえで非常に重要なポイントといえるでしょう。