北米の歴史

コロンビア特別区はバージニア州の一部として数えられるのか?その正しい位置づけを解説

結論:コロンビア特別区はバージニア州の一部ではない

よくある誤解ですが、コロンビア特別区(District of Columbia)はバージニア州の一部ではありません。同特別区は、アメリカ合衆国の首都として機能させるために1790年に設立された、独立した連邦直轄地区です。

地理的な位置関係

コロンビア特別区はポトマック川沿いに位置し、メリーランド州とバージニア州の間にあります。しかし、地図上で両州に挟まれているからといって、どちらかの州に属しているわけではありません。あくまで「州には属さない独立した区域」として存在しています。

歴史的な背景

1790年、初代大統領ジョージ・ワシントンの主導のもと、首都を建設するための土地が確保されました。当初はメリーランド州とバージニア州の両方から土地が譲渡されましたが、1846年にはバージニア側の地域(現在のアーリントンやアレクサンドリア一帯)がバージニア州へ返還されています。そのため、今日のコロンビア特別区はもともとメリーランド州から譲渡された土地のみで構成されています。

特別区ならではの特徴

コロンビア特別区は連邦議会の直接の管轄下に置かれており、住民は連邦議会に投票権を持つ上院議員を選ぶことができません。このような特殊な地位ゆえに、「DCはどの州なのか」という疑問が生まれやすいのですが、答えは一貫して「どの州にも属さない」です。