カルボナリの主な目的
カルボナリ(Carbonari)は、19世紀初頭のイタリアで活動した秘密結社であり、のちのイタリア統一運動(リソルジメント)の先駆けとなった組織です。彼らが掲げた主な目標は、以下の6つに整理できます。
1. 政治的自由主義
専制的な支配体制に反対し、個人の自由と権利を保障する自由主義的な政治体制の実現を目指しました。
2. 外国勢力からの国家独立
当時のイタリアはオーストリアなどの外国勢力の影響下に置かれていたため、その支配からの解放と国家の独立を強く求めました。
3. 共和主義
多くのメンバーは共和制の樹立を理想としていましたが、一部には立憲君主制を受け入れる者も存在しました。
4. 人民主義(ポピュリズム)
特権階級ではなく、一般民衆の利益を重視する姿勢を持っていました。
5. 反教権主義
教会の特権や公共事務への干渉、そして教皇の世俗権力(temporal power)に対する反対という形で、反教権主義の立場を明確にしました。
6. 有害な秘密結社への対抗
彼らが有害とみなした秘密結社、たとえば教皇領におけるフリーメイソンなどに対しても、反対の立場を取りました。
このようにカルボナリの思想は、自由・独立・民衆の利益を軸としながらも、宗教権威や他の秘密結社とは距離を置くという特徴を持っていました。これらの理念は、後のイタリア統一運動に大きな影響を与えることとなります。