サルタナとは
サルタナは、「サルタナ種」あるいは「トンプソン・シードレス」と呼ばれる特定の品種のブドウから作られるレーズンです。甘みが強く果肉が柔らかいのが特徴で、お菓子作りや料理に幅広く活用されています。ここでは、サルタナがどのような工程を経て作られるのか、順を追ってご紹介します。
1. ブドウの収穫
サルタナ用のブドウは、完熟して糖度が最も高くなる夏の終わりから秋のはじめにかけて収穫されるのが一般的です。糖度が十分に上がったタイミングを見極めて収穫することが、風味豊かなサルタナづくりの第一歩となります。
2. 乾燥工程
天日干し(伝統的な製法):伝統的な方法では、収穫したブドウを太陽の下で乾燥させます。ブドウを乾燥トレーや棚の上に薄く広げ、数日間天日にさらして水分をゆっくりと飛ばします。
機械乾燥:天候が不安定で天日干しが難しい地域では、機械式の乾燥機を使用して乾燥を促進することもあります。これにより、品質を安定させながら生産効率を高めることが可能です。
3. 転がしと選別
乾燥中は定期的にブドウをひっくり返すことで、全体をムラなく均一に乾燥させ、カビなどの傷みを防ぎます。同時に、傷んだ果実や未熟なものを取り除き、最終製品の品質を維持します。
4. 軸取り(梗の除去)
乾燥が完了した後は、手作業または機械によって軸(へた)を取り除きます。この工程により、食べやすく見た目にも美しい仕上がりになります。
5. 調整(コンディショニング)
軸取りの後、サルタナは調整工程に入ります。残存する余分な水分を取り除き、粒ごとの品質や柔らかさを均一に仕上げるための重要なステップです。
6. 梱包
完成したサルタナは、段ボール、箱、袋などさまざまな形態の包装に詰められ、保存や流通へと回されます。適切な梱包によって、風味と品質が長く保たれます。
まとめ
サルタナの製造方法は、産地や生産者ごとに多少の違いがありますが、良質なブドウを選び、丁寧に乾燥させるという基本は変わりません。次にサルタナを口にするときは、その小さな粒に込められた手間ひまを思い浮かべてみてはいかがでしょうか。