第二次世界大戦中、アメリカ合衆国は連合国側に対して、軍事装備、財政支援、兵站(へいたん)支援など、多岐にわたる形で援助を行いました。特に有名なのが1941年に始まった「レンドリース法」であり、これによりアメリカは戦闘に直接参加する前から同盟国への大規模な物資供給を実現していました。ここでは、アメリカから大きな支援を受けた主な国々を紹介します。
1. イギリス
アメリカは開戦当初から終戦まで、イギリスに対して多大な財政的・軍事的支援を提供しました。レンドリース法に基づき、戦闘機、戦車、弾薬、その他の軍需物資が大量にイギリスへ輸送され、ドイツによる本土空襲や海上封鎖に耐え抜く力となりました。
2. ソビエト連邦
レンドリースプログラムの一環として、アメリカはソ連に対し食料、武器、機械類、燃料などの重要な物資を膨大な規模で供給しました。スタudebakerトラックに代表される輸送車両や航空機の提供は、ドイツ軍の侵攻に対するソ連の反撃能力を支える決定的な要因となったと評価されています。
3. フランス
1940年にフランスがドイツに敗北した後も、アメリカはナチス・ドイツに抵抗し続けた「自由フランス軍」を支援しました。この援助には軍需物資の供給に加えて、兵士の訓練支援も含まれていました。
4. 中国
アメリカは日本と戦う中国を積極的に支援しました。武器、弾薬、航空機などの戦争資材の提供に加え、アメリカ人パイロットたち(フライング・タイガースとして知られる義勇飛行隊など)が日本軍の攻撃から中国を防衛するために活躍しました。
5. その他の連合国
上記の主要国以外にも、アメリカはオーストラリア、ベルギー、カナダ、チェコスロバキア、ギリシャ、オランダ、ニュージーランド、ノルウェー、ポーランド、ユーゴスラビアなど、多くの連合国に援助の手を差し伸べました。内容は軍事物資の供給、財政支援、兵站支援と多岐にわたります。
民間人への人道支援
アメリカの貢献は軍事面にとどまりません。戦争によって被害を受けた一般市民に対しても、食料や医薬品の供給、難民への支援といった人道援助を大規模に行い、戦後の復興への道筋をつける重要な役割を果たしました。