オセアニアの歴史

1951年に米国と太平洋安全保障条約を締結したのはどの国?

1951年9月1日、アメリカ合衆国はオーストラリアとニュージーランドの2カ国とともに「太平洋安全保障条約」に調印しました。この条約は、3カ国の頭文字を取って「ANZUS条約(アンザス条約)」とも呼ばれています。

ANZUS条約とは

太平洋安全保障条約は、太平洋地域における軍事的な脅威に対し、加盟国が共同で対応することを定めた集団安全保障条約です。冷戦下の厳しい国際情勢を背景に、太平洋地域の平和と安全を維持することを目的として締結されました。

条約の主な内容

各加盟国は、太平洋地域においていずれか一国が武力攻撃を受けた場合、それを自国に対する危険であると認識し、国連憲章の規定に従って共通の脅威に対処するために協議・行動することが求められます。

その後の経緯

条約は1952年4月29日に正式に発効しました。しかし1980年代には、ニュージーランドの核艦艇寄港禁止政策をめぐって米国との対立が深まり、米ニュージーランド間の防衛協力が一時停止される事態も発生しました。一方、オーストラリアと米国の同盟関係は今日まで継続しており、両国は安全保障分野で密接に連携しています。