オセアニアの歴史

第一次世界大戦後、世界強国となったのはどの国?

第一次世界大戦後、世界強国となったのはアメリカ合衆国

第一次世界大戦(1914年~1918年)を経て、アメリカ合衆国が世界強国として台頭しました。それまで世界政治を主導してきたヨーロッパ列強は戦争によって深刻な打撃を受け、国際社会には大きな「力の空白」が生まれます。この空白を埋める最有力候補となったのが、急成長を遂げていたアメリカだったのです。

深刻な打撃を受けたヨーロッパ列強

イギリスやフランスといった従来の覇権国は、膨大な人的損失と経済的負担を抱え込みました。巨額の戦費による負債、生産基盤の破壊、そして国民の疲弊により、かつてのような世界的な影響力を維持することが困難になっていきます。

戦間期のヨーロッパ――孤立主義とナショナリズムの高まり

大戦後の戦間期には、ヨーロッパ諸国の間で孤立主義とナショナリズムが強まりました。各国は自国の復興と国内問題の解決に追われ、国際協調よりも内向きな政策が優先される傾向が見られました。

国際舞台で存在感を増すアメリカ

一方、アメリカは国際問題においてより積極的な役割を担う姿勢を見せます。ウィルソン大統領による「十四か条の平和原則」の提唱や国際連盟構想の主導など、外交面での発言力を高めました(ただし国内では孤立主義の声も根強く、上院は国際連盟加盟を否決しています)。さらに、戦勝国への融資を通じて世界最大の債権国へと変貌を遂げました。

こうしてアメリカは、経済・軍事・政治のすべての分野において、世界の舞台における重要な勢力としての地位を確立していったのです。