ウールは衣料品やインテリア用品など幅広い分野で活用される貴重な天然繊維であり、世界中のさまざまな国で生産されています。ここでは、オーストラリアン・ウール・イノベーション(AWI)が公表した2021年のデータをもとに、世界のウール生産量上位10か国をランキング形式でご紹介します。
世界のウール生産量ランキングTOP10(2021年)
1位:中国
年間約208万トン(MMT)を生産しており、圧倒的な生産量を誇る世界最大のウール生産国です。
2位:オーストラリア
年間約170万トンを生産。高品質なメリノウールの産地として世界的に高い評価を受けており、輸出面でも重要な役割を担っています。
3位:アルゼンチン
年間約48万5,000トンを生産。広大なパンパ草原を活かした牧畜業が盛んです。
4位:インド
年間約44万7,000トンを生産しており、国内の繊維産業向けの供給が中心となっています。
5位:ウルグアイ
年間約10万9,000トンを生産。南米有数の羊毛輸出国として知られています。
6位:イラン
年間約10万2,000トンを生産しています。
7位:トルコ
年間約9万2,000トンを生産。伝統的な絨毯(じゅうたん)産業との関わりも深い国です。
8位:南アフリカ共和国
年間約8万2,000トンを生産しており、良質なウールの産地として注目されています。
9位:ロシア
年間約6万2,000トンを生産しています。
10位:ニュージーランド
年間約4万4,000トンを生産。手入れの行き届いた牧草地での放牧が特徴的です。
まとめ
2021年の世界のウール生産では、中国とオーストラリアの2か国が他国を大きく引き離す形で上位を占めています。特にオーストラリアは品質の高さで世界的に有名であり、ファッション業界からの需要も非常に旺盛です。一方、南米や中東、オセアニアの国々もそれぞれの気候や地理的条件を活かしてウール生産を行っており、世界のウール供給を支えています。