オセアニアの歴史

第二次世界大戦後、世界には何人のユダヤ人が残っていたのか?

ホロコーストとは何だったのか

ホロコースト(ヘブライ語では「ショア」と呼ばれます)は、第二次世界大戦中の1941年から1945年にかけて行われた、歴史上最も深刻な悲劇の一つであるジェノサイド(集団虐殺)です。ナチス・ドイツは、その協力者たちの支援を受けながら、ヨーロッパのユダヤ人人口の約3分の2に相当する、およそ600万人のユダヤ人を組織的かつ計画的に殺害しました。

戦前と戦後のユダヤ人人口の変化

第二次世界大戦が勃発する1939年当時、世界のユダヤ人人口は約1,660万人と推定されており、そのうち約900万人がヨーロッパに居住していました。しかし、ホロコーストによる大量虐殺の結果、1945年の戦争終結時には、世界のユダヤ人人口は約1,100万人前後にまで激減したと考えられています。

つまり、わずか数年の間に、世界のユダヤ人のおよそ3分の1が命を奪われたことになります。この壊滅的な損失から回復するには長い歳月を要し、現在に至るまで世界のユダヤ人人口は戦前の水準に戻っていないとも指摘されています。

戦後のユダヤ人たちはどこへ向かったのか

戦争を生き延びたユダヤ人の多くは、家族や友人、そして長年築き上げてきた共同体を失いました。帰るべき故郷を持たなかった彼らの多くは、アメリカ合衆国やパレスチナ(後のイスラエル)などへの移住を選択しました。

こうした動きの中で、1948年にイスラエルが建国され、世界中のユダヤ人にとって新たな拠点となりました。ホロコーストの記憶は、今日でも「二度と繰り返してはならない」という普遍的な教訓として、国際社会に受け継がれています。