オセアニアの歴史

第二次世界大戦で移住を余儀なくされた人々は何と呼ばれる?「避難民(DP)」の意味を解説

第二次世界大戦によって故郷を追われ、移住を余儀なくされた人々は、一般的に「避難民」(displaced persons)と呼ばれます。

避難民(displaced persons)とは?

「避難民」とは、戦争や迫害などの理由により、自らの意思とは関係なく居住地を追われた人々を指す言葉です。英語では「ディスプレースド・パーソンズ(DP)」とも呼ばれます。

第二次世界大戦では、ヨーロッパを中心に数千万人規模の人々が家や故郷を失い、国外へ逃れるか、強制的に移動させられました。戦後もその多くが一時的な収容施設やキャンプで暮らし、帰還先や受け入れ国を探さなければならない深刻な事態となりました。

捕虜も避難民に含まれる

このカテゴリーには、戦争中に捕らえられた捕虜(prisoners of war)も含まれます。彼らは祖国から遠く離れた土地の収容所などに抑留され、終戦後にようやく解放され、帰国への道をたどったケースが数多くありました。

似た言葉との違い

避難民と混同されやすい言葉に「難民(refugees)」があります。難民は国境を越えて他国へ逃れた人々を指すことが多い一方、「避難民(DP)」は必ずしも国境を越えていない場合も含む、より広い概念として使われてきました。

まとめ

第二次世界大戦で移住を強いられた人々は「避難民(displaced persons)」と呼ばれ、そこには捕虜も含まれます。戦争がもたらした人的被害の大きさを物語る重要な歴史用語といえるでしょう。