ボイジャー計画は、NASA(アメリカ航空宇宙局)が1977年に実施した無人宇宙探査ミッションです。この計画では「ボイジャー1号」と「ボイジャー2号」の2機の探査機が打ち上げられ、太陽系外縁部や星間空間の観測に大きな成果を上げてきました。
ボイジャー1号・2号の打ち上げ日
2機の探査機は、いずれも1977年に打ち上げられました。具体的な打ち上げ日は以下の通りです。
- ボイジャー2号: 1977年8月20日 打ち上げ
- ボイジャー1号: 1977年9月5日 打ち上げ
番号順としては1号が先のように思えますが、実際には先に打ち上げられたのは2号でした。これは、両機の飛行経路や目標とする天体が異なるためで、1号はより速い速度で木星に到達する軌道を採用していたことが理由です。
なぜ1977年に打ち上げられたのか
1970年代後半は、木星・土星・天王星・海王星という外惑星が約175年に一度の周期で特定の側に並ぶ「惑星直列」の時期にあたり、重力スイングバイ(惑星の引力を利用した加速)によって複数の惑星を効率よく巡る「グランドツアー」が可能な絶好のタイミングでした。NASAはこのチャンスを活かすため、ボイジャー計画を推進しました。
主なミッションの成果
ボイジャー1号は1979年に木星、1980年に土星をフライバイし、木星の大赤斑や環状構造など貴重なデータをもたらしました。ボイジャー2号は史上唯一、木星・土星に加えて天王星(1986年)と海王星(1989年)も観測し、これらの氷巨星に関する多くの発見を成し遂げています。
現在の状況
両機は太陽圏を脱出し、人類史上初めて星間空間へ到達した探査機となっています。ボイジャー1号は2012年に、ボイジャー2号は2018年にそれぞれ星間空間に入りました。現在も地球から遠く離れた場所で電波を送り続けており、太陽系の果てを探る重要な役割を担っています。