オセアニアの歴史

アラワク人(ロコノ)はどこに住んでいた?南米とカリブ海の居住地域を解説

アラワク人の居住地域

アラワク人は、別名ロコノ(Lokono)とも呼ばれる先住民族であり、南アメリカ北部からカリブ海地域にかけての広い範囲に分布していました。彼らの生活圏は、単一の場所にとどまらず、大陸部と島嶼部の両方に及ぶものでした。

南アメリカ北部の故地

アラワク人の起源は南アメリカ北部にあります。具体的には、現在のガイアナ、ベネズエラ、スリナムを含むギアナ地方一帯が、彼らの主な故郷でした。この地域は熱帯雨林と大河に恵まれており、漁撈や農耕、狩猟を組み合わせた生活が営まれていたと考えられています。

カリブ海の島々への広がり

やがてアラワク人は海を渡り、カリブ海の数多くの島々へと定住していきました。主な居住地域は以下の通りです。

  • 小アンティル諸島:アルバなど
  • バハマ:現在のバハマ国を構成する島々
  • ジャマイカ
  • 大アンティル諸島:イスパニョーラ島(現在のハイチとドミニカ共和国)を含む
  • タークス・カイコス諸島
  • トリニダード・トバゴ
  • 米領バージン諸島:セント・クロイ島などの一部

1492年にクリストファー・コロンブスが新世界に到達した際、最初に接触した先住民もアラワク系の人々であったとされています。こうしたことから、アラワク人はヨーロッパとの接触期初頭におけるカリブ海の歴史において、極めて重要な役割を果たした民族といえます。