オーストラリアのファースト・ピープルズ(最初の人々)
オーストラリアの本来の住民は、「アボリジニ(Aboriginal Australians)」と「トレス海峡諸島民(Torres Strait Islanders)」として知られています。この2つのグループは、まとめて「オーストラリア先住民(Indigenous Australians)」と呼ばれることが一般的です。
アボリジニ(Aboriginal Australians)
アボリジニは、5万年以上前に東南アジアからオーストラリア大陸へ渡った最初の人々の子孫です。以来、途切れることなくオーストラリアの地で暮らし続け、多様で高度に発達した文化や伝統を築き上げてきました。
アボリジニは、所属する言語集団や民族(ネーション)の名前で呼ばれることが多く、主な言語集団には以下のようなものがあります。
- アランダ(Aranda)
- グンディジュマラ(Gunditjmara)
- クーリ(Koori)
- ムリ(Murri)
- ヌーンガー(Noongar)
- ヤマトゥジ(Yamatji)
- ヨルタ・ヨルタ(Yorta Yorta)
トレス海峡諸島民(Torres Strait Islanders)
トレス海峡諸島民は、オーストラリアとパプアニューギニアの間に位置するトレス海峡の島々に最初に定住した人々の子孫です。1万年以上にわたり同地域で暮らし続け、海洋文化を基盤とした独自の伝統と習慣を発展させてきました。
トレス海峡諸島民もまた、出身の島嶼群や言語ごとの名前で呼ばれることが多く、主なグループには以下が含まれます。
- バドゥ(Badu)
- エルブ(Erub)
- メール(Mer)
- モア(Moa)
- サイバイ(Saibai)
- トレス(Torres)
共通の遺産
文化や言語は異なりますが、アボリジニとトレス海峡諸島民は、土地との深い精神的な結びつきと豊かな伝統に根ざした共通の遺産を分かち合っています。両者はそれぞれの領域における伝統的な所有者(トラディショナル・オーナーズ)として正式に認められており、その権利と利益はオーストラリア政府によって保護されています。