結論から言えば、1912年にはすでに潜水艦が実用化されており、世界の主要国で運用されていました。潜水艦の歴史は意外にも古く、その起源は19世紀初頭までさかのぼります。
潜水艦の始まり:フルトンの「ノーチラス号」
最初の実用的な潜水艦とされるのは、1800年にアメリカの発明家ロバート・フルトン(Robert Fulton)が建造した「ノーチラス号(Nautilus)」です。フルトンは蒸気船の開発でも知られる人物であり、この潜水艇は手動のプロペラで推進する画期的なものでした。以降、各国で潜水艦の研究開発が少しずつ進められていきます。
1912年までに潜水艦を保有していた国々
20世紀に入る頃には、潜水艦技術は大きく進歩し、以下のような主要国が海軍戦力として潜水艦を導入していました。
- アメリカ合衆国
- イギリス
- フランス
- ドイツ
- ロシア
特にドイツは、後の第一次世界大戦(1914年開戦)でUボートによる通商破壊戦を展開することになるため、1912年前後は潜水艦戦力の強化期にあたります。
当時の潜水艦の動力と用途
この時代の潜水艦は、蒸気機関やディーゼルエンジンを動力源としていました。水中では電池モーターを使用し、浮上時に内燃機関で充電するという方式が一般的になりつつありました。
用途としては、主に次のような任務が想定されていました。
- 沿岸防衛(港湾や海岸線の防御)
- 偵察活動(敵艦隊の動向把握)
まとめ
1912年の時点で、潜水艦はすでに米英仏独露などの海軍に配備されており、沿岸防衛や偵察を目的とした実用的な兵器となっていました。まだ性能面での限界は多くありましたが、わずか2年後に始まる第一次世界大戦で、潜水艦は海戦の歴史を一変させる存在へと進化していきます。