アメリカ合衆国の原型となったイギリス領13植民地。それぞれの名前には、王室への敬意、故郷イングランドへの思い、先住民族の言葉など、興味深い由来が込められています。ここでは、13植民地それぞれの名前の意味と起源をご紹介します。
1. バージニア(Virginia)
「処女王(Virgin Queen)」と呼ばれたイングランドのエリザベス1世にちなんで名付けられました。当時のイングランド王室への敬意が込められた名前です。
2. ニューイングランド(New England)
その名の通り「新しいイングランド」を意味します。イングランドから移住した人々が、故郷にちなんでこの地域を呼んだことが始まりです。
3. プリマス(Plymouth)
ピルグリム・ファーザーズ(巡礼始祖)たちが出航したイングランドの港町プリマスにちなんで名付けられました。1620年にメイフラワー号が出航した地として知られています。
4. マサチューセッツ(Massachusetts)
この地域に居住していた先住民族、マサチューセッツ族の名前に由来します。
5. コネチカット(Connecticut)
コネチカット川にちなんだ名前です。「コネチカット」はアルゴンキン語で「長く潮の満ちる川」を意味する言葉が語源とされています。
6. ロードアイランド(Rhode Island)
地中海のロードス島にちなんで名付けられたと伝えられています。
7. ニューハンプシャー(New Hampshire)
イングランド南部のハンプシャー州(Hampshire)にちなんで名付けられました。
8. ニューヨーク(New York)
ヨーク公およびオールバニ公ジェームズ・ステュアート(後の国王ジェームズ2世)にちなんで名付けられました。
9. ペンシルベニア(Pennsylvania)
植民地の創設者ウィリアム・ペンにちなんで名付けられました。「ペンの森」を意味する名前として知られています。
10. デラウェア(Delaware)
バージニア初期の総督であるトマス・ウエスト(第3代デ・ラ・ウォール男爵)にちなんで名付けられました。
11. メリーランド(Maryland)
イングランド国王チャールズ1世の王妃、ヘンリエッタ・マリアにちなんで名付けられました。
12. ノースカロライナ(North Carolina)
イングランド国王チャールズ1世にちなんで名付けられました。「カロライナ」は、ラテン語でチャールズを意味する「Carolus(カロルス)」に由来します。
13. サウスカロライナ(South Carolina)
ノースカロライナと同様に、イングランド国王チャールズ1世にちなんで名付けられました。
まとめ
13植民地の名前を振り返ると、王室への敬意(バージニア、メリーランド、カロライナ諸州)、故郷イングランドへの思い(ニューイングランド、ニューハンプシャー)、先住民族や地理的特徴(マサチューセッツ、コネチカット)など、実に多様な由来があることがわかります。これらの名前は現在もアメリカの州名として受け継がれ、建国の歴史を今に伝えています。