オーストラリアで英語が話されるようになったきっかけは、1788年にさかのぼります。この年、イギリスから出航した「第一艦隊(ファースト・フリート)」と呼ばれる船団が、現在のニューサウスウェールズ州ボタニー湾に到着しました。これが、オーストラリアにおける最初の恒久的なヨーロッパ人入植とされています。
第一艦隊の到着と英語の定着
第一艦隊には、当時のイギリス本国から送られた囚人(受刑者)や入植者たちが乗船していました。彼らの大多数はイギリス出身の英語ネイティブスピーカーであり、彼らによって英語がオーストラリアの地に初めて持ち込まれました。
当初は流刑地としての性格が強かったこの植民地でしたが、自由移民の増加や金鉱発見によるゴールドラッシュなどを経て、英語は瞬く間に大陸全体へと広まっていきました。
それ以前のオーストラリアの言語
ヨーロッパ人の到来以前、オーストラリアにはアボリジニ(先住民)が暮らしており、数百もの固有の言語が話されていました。しかし、植民地化の進展とともに先住民言語の多くは衰退し、英語が公共の場・教育・行政における共通語として確立していきました。
まとめ
つまり、オーストラリアで英語が話され始めたのは1788年のイギリスによる最初の恒久的入植が起点であり、囚人や入植者という英語母語話者の存在が、今日のオーストラリア英語文化の礎となったのです。