第二次世界大戦は、戦争が進行していた当時、「第二次世界大戦」という名称で一般的に呼ばれていたわけではありませんでした。
実際には、以下のような別の名称で呼ばれることが多かったのです。
1. 「第二次世界大戦(The Second World War)」
当初から、第一次世界大戦(1914年~1918年)という前回の世界的な大規模紛争と区別するために、「第二次世界大戦」という呼び方が使われることもありました。
2. 「世界大戦(The World War)」
話し言葉でも書き言葉でも、「世界大戦」という表現は広く使われていました。これは、世界中の国々や軍隊が巻き込まれた、この紛争の途方もない規模を反映した呼び方です。
3. 「大戦争(The Great War)」
特に戦争の初期段階では、第一次世界大戦で使われていた用語にならって、「大戦争」あるいは「第二次大戦争」と呼ばれることもありました。
4. 国ごとの呼び方
各国では、それぞれの言語や状況に応じた固有の名称が使われていました。
- アメリカ合衆国:「World War(世界大戦)」や「World War II(第二次世界大戦)」と呼ばれることが多くありました。
- イギリス:「The Second World War(第二次世界大戦)」という呼称が主流でした。
- フランス:「La Seconde Guerre Mondiale(第二次世界大戦)」という用語が使われました。
「第二次世界大戦」という名称が広く定着し、この歴史的出来事の正式な呼び名として一般に認識されるようになったのは、紛争が終結した後、時間が経過してからのことでした。つまり、私たちが今日当然のように使っている「第二次世界大戦」という言葉は、後世になって確立された歴史学的な呼称なのです。