南アメリカの歴史

「ペルー教育思想コレクション」新刊5巻を発表――リカルド・パルマ・ブックフェアにて

学界の注目を集める新刊5巻

今年8月にリマ国際ブックフェアで第1巻から第5巻の発表に成功した「ペルー教育思想コレクション」。教員福祉団体デラマ・マヘステリアル(Derrama Magisterial)によるこの歴史研究に基づく大規模な出版事業は、今回もリマ学界の関心を集めました。発表の舞台となったのは、伝統ある第34回リカルド・パルマ・ブックフェア(ミラフローレス)のアントニオ・シスネロス講堂です。なお、11巻から15巻にあたる最終5巻の発表は、近日中に行われる予定です。

ブックフェアを訪れた学者、教員、一般来場者らを前に、デラマ・マヘステリアルは「ペルー教育思想」シリーズの新刊5巻を発表しました。

著名な研究者らが一堂に会した発表会

発表会はミラフローレス地区サラサール公園内のアントニオ・シスネロス講堂で開催されました。会場には、マヌエル・ブルガ、ホルヘ・カペラ、アウグスト・カストロ、マリア・エンマ・マナレッリといった執筆陣をはじめ、多くの著名な教育者が駆けつけ、この大規模な出版事業への賛辞を送りました。

ペルー教育の歩みをたどる全15巻

本プロジェクトの目的は、ペルーにおける教育の発展過程を明らかにし、今後の研究者が各時代とその背景をより深く掘り下げられるよう基礎資料を提供することにあります。今回発表された5巻では、自由主義的な教育改革、チリとの戦争後の国家再建、20世紀初頭における教育をめぐる論争、女性とその教育構想、そして「新しい学校から新しい教育へ」といった興味深いテーマが取り上げられています。扱われている時代範囲は1860年から1932年までです。

関係者の声

この出版事業を主導するデラマ・マヘステリアルの会長パブロ・ヘリ・オカニャ教授は、同機関が教育の歴史的過程の研究にもたらしてきた貢献を高く評価するとともに、優れた歴史家・教育者の精鋭グループを結集した決断を強調しました。「すでに最終となる5巻が完成しており、近いうちに発表の日時と場所をお知らせします」と述べました。

編集プロジェクトのコーディネーターを務めるマヌエル・ブルガ・ディアス博士は、デラマ・マヘステリアルの見事な仕事を称賛し、その実現が大きな挑戦であると同時に、学術研究などの分野への優れた貢献となったことを強調しました。さらに、この成果が全国で受け入れられ、広く普及されることの重要性にも言及しました。プロジェクトに携わった学術チームの協働については、次のように語っています。
「この巨大プロジェクトには、ペルー国内だけでなく海外に住む専門家も参加しています。私たちは異なる世代の人間であり、インカ時代から今日に至るまでのペルー教育思想の発展過程を総括しました。」

第1巻~第5巻はリマ国際ブックフェアで発表

インカ帝国の夜明けから19世紀半ばまでの国民教育を扱う「ペルー教育思想コレクション」第1巻から第5巻は、今年8月初旬、ヘスス・マリア区で開催されたリマ国際ブックフェアで発表されました。