南アメリカの歴史

全国児童書の日(4月18日)とは?由来とモンテイロ・ロバートの功績

全国児童書の日は、ブラジルで毎年4月18日に祝われる記念日で、特に初等教育の場における読書の推進を目的としています。

本は市民性を育む重要な道具であるため、この日は幼い頃から読書の習慣を身につけることの大切さを再認識する機会となっています。

各学校での祝賀方法はさまざまで、イベントやワークショップ、図書館の見学、発表会、読書室や読書サークルの開催、紙芝居や読み聞かせ、学校プロジェクトへの組み込みなど、多彩な取り組みが行われます。

日付の由来

全国児童書の日(4月18日)とは?由来とモンテイロ・ロバートの功績

この記念日は、2002年にフェルナンド・エンリケ・カルドーゾ大統領の政権下で、法律第10.402/02号によって制定されました。

日付の選定には、20世紀ブラジル文学において最も影響力のある作家の一人であり、プレ・モダニズム期を代表する作家モンテイロ・ロバートへの敬意が込められています。彼は1882年4月18日に生まれたため、この日は「モンテイロ・ロバートの日」とも呼ばれています。

生涯の多くを児童文学に捧げたロバートは、ブラジルにおける児童文学の先駆者であり、遊び・読書・学習を融合させた補助教材(パラディダクティック)文学の創始者として高く評価されています。

代表作「黄色いくちばしの農場」

彼の作品群の中でも特筆すべきは「Sítio do Pica-Pau Amarelo(黄色いくちばしの農場)」シリーズです。これは1920年から1947年にかけて執筆された、約25冊からなる物語集です。

全国児童書の日(4月18日)とは?由来とモンテイロ・ロバートの功績

シリーズの主な作品は以下の通りです。

  • 『サシ』(O Saci、1921年)
  • 『ナリジーニャの戴冠』(Reinações de Narizinho、1931年)
  • 『ペドリーニョの冒険』(As Caçadas de Pedrinho、1933年)
  • 『エミリア、文法の国へ行く』(Emília no País da Gramática、1934年)
  • 『ドナ・ベンタの地理』(Geografia de Dona Benta、1935年)
  • 『ナスターシアおばさんの物語』(Histórias da Tia Nastácia、1937年)
  • 『子爵の井戸』(O Poço do Visconde、1937年)
  • 『黄色いキツツキ』(O Pica-Pau Amarelo、1939年)

その他の児童文学作家たち

モンテイロ・ロバートのほかにも、ルース・ロシャ、ペドロ・バンデイラ、リジア・ボジュンガ、ジラルド、アナ・マリア・マシャド、タティアナ・ベリンキーなど、多くの作家がブラジルにおける児童文学の発展と普及に大きく貢献してきました。

国際児童図書の日との違い

ブラジルの児童書の日がモンテイロ・ロバートを記念して4月18日に祝われる一方、世界的な国際児童図書の日は4月2日に制定されています。

国際的な記念日は、デンマークの児童文学作家ハンス・クリスチャン・アンデルセン(1805年〜1875年)に敬意を表して設けられました。彼の代表作には『みにくいアヒルの子』や『人魚姫』などがあり、世界中で愛され続けています。

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