南アメリカの歴史

第一次世界大戦中、アメリカで中央同盟国に共感した2つのグループとその理由

中央同盟国(Central Powers)は、ドイツ、オーストリア=ハンガリー帝国、オスマン帝国、そしてブルガリアによって構成された軍事同盟です。

第一次世界大戦当時のアメリカ国内では、連合国側ではなく中央同盟国に共感を示す人々が存在しました。その代表的なグループが以下の2つです。

中央同盟国に共感したアメリカの2つのグループ

1. ドイツ系アメリカ人

多くのドイツ系アメリカ人は、ルーツであるドイツへの忠誠心を抱いており、ドイツが連合国に対して「防衛戦」を戦っていると信じていました。

2. アイルランド系アメリカ人

多くのアイルランド系アメリカ人は、イギリスに対する共通の敵意からドイツに同情していました。彼らは、ドイツがイギリスの帝国主義に抗い、独立のために戦っているのだと考えていたのです。

中央同盟国への共感を生んだ3つの理由

文化的・民族的な結びつき

ドイツ系およびアイルランド系アメリカ人の多くは、出身国との強い文化的・民族的な絆を保ち続けていました。ドイツやオーストリア=ハンガリーの人々に対して親近感を覚え、言語、習慣、伝統を共有していたことが、中央同盟国への支持につながりました。

歴史的な恨み

両グループとも、連合国、とりわけイギリスに対して根深い恨みを抱えていました。ドイツ系アメリカ人は、アメリカ独立戦争や1812年戦争におけるイギリスの役割に反感を抱き、一方のアイルランド系アメリカ人は、イギリスによるアイルランド支配への反発を強く持っていました。

平和主義と反戦感情

また、一部のアメリカ人は理念的な立場から、アメリカの第一次世界大戦参戦に反対していました。彼らはこの戦争を「ヨーロッパ内部の紛争」であり、アメリカが介入すべき問題ではないと考えていました。さらに、戦争がアメリカの経済や社会に大きな混乱をもたらすことを懸念し、反対する人々も少なくありませんでした。