ルックアウト山の戦い――フッカー軍団の奇襲成功
1863年11月24日、北軍のジョセフ・フッカー(Joseph Hooker)将軍率いる部隊は、チャタヌーガを見下ろすルックアウト山に陣取る南軍に対して奇襲攻撃を敢行しました。フッカーの兵士たちは瞬く間に南軍の防御線を突破し、日没までには山全体を制圧することに成功しました。
北軍の士気を高めた決定的な勝利
この勝利は、北軍兵士たちの士気を大きく高める結果となりました。正規の会戦において南軍を打ち破れることを実証したこの戦果は、チャタヌーガの戦いの次の局面に臨む兵士たちの自信へとつながり、総司令官ユリシーズ・S・グラント(Ulysses S. Grant)将軍にも強い確信を与えたのです。
翌日のミッショナリー・リッジ攻防戦
翌11月25日、北軍はチャタヌーガ東方のミッショナリー・リッジ(宣教師の尾根)に構える南軍陣地に対して、大規模な総攻撃を開始しました。戦闘は熾烈を極めましたが、北軍は最終的に勝利を収め、日没までには尾根全体を手中に収めました。
南北戦争の転換点となったチャタヌーガの勝利
チャタヌーガの戦いにおける北軍の勝利は、南北戦争全体の流れを変える重大な転換点となりました。この勝利によって北軍はテネシー州を完全に掌握し、南部の要衝であるジョージア州への侵攻への道が開かれました。さらに、大規模な会戦で南軍に勝てるという確信が北軍全軍に広がり、その後の戦局を有利に進める大きな原動力となったのです。