南アメリカの歴史

アメリカ建国13州の州花一覧|元祖13植民地を象徴する花をご紹介

アメリカ合衆国の礎となった13の元植民地(建国13州)には、それぞれ州を代表する「州花」が制定されています。州花は単なる装飾ではなく、その土地の自然、歴史、そして人々の思いが込められた公式なシンボルです。ここでは、13州それぞれの州花とその背景をご紹介します。

建国13州の州花一覧

1. デラウェア州(Delaware)— 桃の花

1895年に制定。かつてペニンシュラ半島有数の桃の産地として栄えた歴史を持つデラウェア州では、春に美しく咲く桃の花が州の象徴とされています。

2. ペンシルベニア州(Pennsylvania)— カルミア(アメリカシャクナゲ)

1933年に制定。山地に自生する常緑低木で、初夏にピンクや白の美しい花を咲かせます。隣接するコネチカット州の州花でもあります。

3. ニュージャージー州(New Jersey)— スミレ

1971年に制定。控えめながら力強く咲くスミレは、謙虚さと忠誠心の象徴とされ、州民に深く愛されています。

4. ジョージア州(Georgia)— チェロキー・ローズ

1916年に制定。白い花と赤い実が特徴的なバラの一種で、先住民族チェロキー族にまつわる悲しい伝説と結びつけられ、「涙の花」とも呼ばれます。

5. コネチカット州(Connecticut)— カルミア(アメリカシャクナゲ)

1907年に制定。岩場や山地に育つ美しい常緑低木で、初夏の開花時期には州内のあちこちで見ることができます。

6. マサチューセッツ州(Massachusetts)— メイフラワー

1918年に制定。ピンク色の小さな花を地面に這うように咲かせる植物で、1620年にピルグリムたちが乗って渡米した船「メイフラワー号」にちなんだ名前を持っています。

7. メリーランド州(Maryland)— ブラックアイド・スーザン(ルドベキア)

1918年に制定。黄色い花びらと黒褐色の花芯が印象的な菊科の花で、夏の草原を明るく彩ります。

8. サウスカロライナ州(South Carolina)— カロライナジャスミン(黄ジャスミン)

1924年に制定。早春に鮮やかな黄色の花を咲かせる蔓性植物で、温暖な南部らしい雰囲気を漂わせます。

9. ニューハンプシャー州(New Hampshire)— ライラック(紫のリラ)

1919年に制定。晩春に甘い香りを放ちながら咲くライラックは、同州の人々の健やかな気質を象徴するとされています。

10. バージニア州(Virginia)— ハナミズキ(アメリカ・ドッグウッド)

1918年に制定。春に白やピンクの花のような苞を咲かせる、北米東部原産の落葉樹です。

11. ニューヨーク州(New York)— バラ

1955年に制定。世界で最も愛される花のひとつであるバラは、多様性と美しさを重んじるニューヨーク州にふさわしい州花とされています。

12. ノースカロライナ州(North Carolina)— ハナミズキ(ドッグウッド)

1941年に制定。春になると州内のあちこちで白い花を咲かせ、州の風景を彩る存在として親しまれています。

13. ロードアイランド州(Rhode Island)— スミレ

1968年に制定。全米最小の州にふさわしい可憐な花で、ニュージャージー州と同じスミレが州花に選ばれています。

おわりに

建国13州の州花を見てみると、カルミア、スミレ、ハナミズキなど、同じ花が複数の州に採用されているケースがあることがわかります。これは、北米東部に広く自生していた植物が、地域を越えて人々に愛されてきた証拠とも言えるでしょう。州花を知ることは、アメリカ各地の自然や歴史への理解を深める素晴らしいきっかけになります。