南アメリカの歴史

再建期とその後、解放された奴隷たちはどうなったのか?

アメリカ史における「再建期(レコンストラクション)」は、南北戦争後に南部を再編し、解放された奴隷たちを社会に統合しようとした重要な時代です。本記事では、再建期中とその終了後の解放奴隷たちの歩みを詳しく見ていきます。

再建期における解放奴隷

基本的な市民権の獲得

解放奴隷たちは基本的な市民権を手にしました。1865年12月に批准された憲法修正第13条は奴隷制を廃止し、1868年7月批准の修正第14条はすべての市民に法の下での平等な保護を保証しました。さらに1870年2月に批准された修正第15条により、人種を問わずすべての市民に選挙権が与えられました。

学校と教会の設立

多くの解放奴隷は読み書きができなかったため、教育への渇望が非常に強くありました。彼らは自らのコミュニティに学校や教会を設立し、自分自身や子どもたちの教育のために、しばしば自らの資金で費用を賄いました。

事業の立ち上げ

一部の解放奴隷は、農場、商店、レストランなど自分自身の事業を始めました。また、白人が所有する土地で小作人や借地農として働く人々も数多くいました。

差別と暴力との闘い

市民権を獲得したとはいえ、解放奴隷たちは白人からの差別や暴力に直面し続けました。学校、教会、公共の場では白人と分離されることが多く、リンチをはじめとする暴力の標的となることも少なくありませんでした。

再建期終了後の解放奴隷

1877年、再建期の終焉

1877年に再建期が終わると、解放奴隷たちにとって人種隔離と差別の時代が幕を開けました。南部諸州で相次いで制定された「ジム・クロウ法」は人種隔離を合法化し、解放奴隷が市民権を行使することを著しく困難にしました。

続く差別と暴力

ジム・クロウ時代においても、解放奴隷たちは差別と暴力に苦しみ続けました。教育や就職などの機会から締め出されることが多く、リンチなどの暴力的な迫害も依然として横行していました。

困難を乗り越えた進歩

それでも解放奴隷たちは、過酷な状況の中で着実に前進を遂げました。学校や教会を設立し、事業を起こし、公民権改革のために活動を続けました。こうした努力は、のちに選挙権をはじめとする公民権の勝ち取りへとつながっていきました。

まとめ

再建期とその後の解放奴隷の歴史は、闘争と不屈の精神、そして進歩の物語です。数多くの困難に直面しながらも、彼らは多くの成功を収め、より公正で平等な社会を築く礎となりました。その遺産は、今日のアメリカ社会にも確かに受け継がれています。