1917年に鋳造された「ウォーキング・リバティ・ハーフダラー(自由の女神50セント銀貨)」は、アメリカの収集家コインの中でも特に人気の高いシリーズの一つです。本記事では、グレード「Good(良品)」における推定価値を中心に、発行枚数や素材などの基本スペック、そしてデザイナーについてもわかりやすく解説します。
1917年ハーフダラーの基本データ一覧
- 発行年:1917年
- 造幣局:フィラデルフィア造幣局
- 発行枚数:5,520,000枚
- 素材:90%シルバー(銀90%・銅10%)
- 重量:12.50グラム
- 直径:30.61mm
- デザイナー:アドルフ・A・ワインマン(Adolph A. Weinman)
グレード「Good」での推定価値は約163ドル
コンディションが「Good」と評価される1917年ハーフダラーの推定価値は、約163.00ドルです。これは表面に摩耗が見られるものの、主要なデザイン要素が判別できる水準の価格目安となります。
なお、コインの価値はグレードによって大きく変動します。摩耗が少なく細部まで鮮明に残る「Fine」「Extremely Fine」、あるいは未使用に近い「Uncirculated」クラスになると、評価額は大きく跳ね上がります。逆に傷や変色が著しい場合は、銀地金としての価値が基準となることもあります。
発行枚数から見る希少性
1917年のフィラデルフィア造幣局による発行枚数は552万枚で、同シリーズとしては比較的多めの部類に入ります。そのため、一般的なコンディションのコインは入手しやすい一方、高グレードの美品は希少性が高く、コレクターズ市場で高値がつく傾向があります。
デザイナー「アドルフ・A・ワインマン」とは
このコインのデザインを手がけたのは、ドイツ生まれのアメリカ人彫刻家アドルフ・A・ワインマンです。表面には朝日に向かって歩み出す自由の女神が、裏面には翼を広げた鷲が描かれており、その美しい意匠から「アメリカ史上最も美しいコインの一つ」と称されることもあります。ワインマンは10セント銀貨「マーキュリー・ダイム」のデザインでも知られています。
まとめ
1917年ウォーキング・リバティ・ハーフダラーは、グレード「Good」でも約163ドルの価値が見込める人気のコインです。90%シルバーという素材価値に加え、歴史的背景と優れたデザイン性を兼ね備えており、これから収集を始める方にもおすすめの一枚といえます。売却や購入を検討する際は、必ず信頼できる鑑定機関や専門業者によるグレード評価を受けることをおすすめします。