1970年の米ドル紙幣に銀は含まれていない
結論からお伝えすると、1970年に発行されたアメリカ合衆国のドル紙幣には、銀は一切含まれていません。「古い紙幣だから銀が使われているのでは?」と思われがちですが、実際にはそうではありません。
銀証明書(シルバー・サーティフィケート)の発行停止
かつてアメリカでは、銀の保有量を裏付けとした「銀証明書」と呼ばれる紙幣が流通していました。しかし、アメリカ政府は1968年をもって銀証明書の引き換えおよび発行を正式に停止しました。これにより、銀と紙幣を直接結びつける制度は完全に終わりを迎えたのです。
1968年以降の紙幣の素材とは?
1968年以降に発行されたすべてのアメリカの紙幣は、コットン(綿)とリネン(亜麻)の繊維のみで作られています。一般的に、約75%がコットン、25%がリネンという配合で知られており、この特殊な混紡素材によって、通常の印刷用紙よりも耐久性が高く、破れにくい紙幣が実現しています。
まとめ
1970年の米ドル紙幣に銀は含まれていません。銀を裏付けとした紙幣の時代は1968年に終了しており、それ以降の紙幣は綿と亜麻の繊維だけで構成されています。古い紙幣の価値を調べる際は、銀の含有量ではなく、希少性や保存状態といった収集価値の観点で評価するのが正しいアプローチです。