ウェストバージニア州に住んでいたインディアン部族
ウェストバージニア州に居住していた代表的なネイティブ・アメリカン(インディアン)部族として知られているのが、ショーニー族(Shawnee)です。彼らは自らの母語で「シャーワンワ(Shaawanwa)」と呼び、東部アルゴンキン語群に属する言語を話す民族でした。
ショーニー族の起源と言語的なつながり
ショーニー族はもともとオハイオ渓谷地方を拠点としていた人々であり、マイアミ族、ソーク族、フォックス族と非常に密接な関係を持っていました。また、地理的により離れた地域に暮らすキカプー族、ポタワトミ族、ピオリア族、マスコウテン族、イリニウェク族(Illiniwek)とも、共通の語源をもつ関連言語を話していたことで知られています。
広大な地域へと広がった居住圏
ショーニー族は当初、ペンシルベニア州南部のカンバーランド渓谷周辺を中心に生活していました。しかし時代とともにオハイオ渓谷一帯へと勢力を広げ、最終的には現在のウェストバージニア州をはじめ、ケンタッキー州、インディアナ州、イリノイ州、ミズーリ州、カンザス州、オクラホマ州といった広範な地域に定住するようになりました。さらに、アラバマ州やジョージア州にも小規模な集落が点在していたと伝えられています。
ヨーロッパ系入植者との接触と移住の歴史
18世紀以降、ヨーロッパ系入植者の西進が進むにつれ、ショーニー族はたびたび移住を余儀なくされました。特に19世紀前半には、米国政府の方針によって多くのショーニー族がミシシッピ川以西へと強制的に移住させられ、今日では主にオクラホマ州にショーニー族、イースタン・ショーニー族、不在者ショーニー族などの公認部族が存在しています。
まとめ
ウェストバージニア州にゆかりの深いインディアン部族といえばショーニー族です。彼らは東部アルゴンキン語群の言語を話し、オハイオ渓谷を起点としてアメリカ中西部から南部にまで及ぶ広大な範囲で暮らした歴史を持つ、移動性の高い部族でした。