南アメリカの歴史

『カリフォルニア移民指南書』を書いたのは誰?

『カリフォルニア移民指南書』の著者はジョセフ・エリソン・キャボット

1849年に出版された『カリフォルニア移民指南書(The Emigrants' Guide to California)』の著者は、ジョセフ・エリソン・キャボット(Joseph Ellison Cabot)です。

キャボットはアメリカ陸軍の軍曹として勤務し、米墨戦争(1846年〜1848年)中にカリフォルニアへ赴いた経験を持っていました。この現地滞在中の実体験が、本書執筆の重要な土台となったと考えられています。

本書が出版された背景

1849年は、カリフォルニア・ゴールドラッシュが本格的に始まった年でした。「金が見つかった」という報せを聞きつけた人々は、全米各地からカリフォルニアへ殺到し、彼らは後に「フォーティナイナーズ(Forty-Niners)」と呼ばれるようになりました。

当時の移住者にとって、目的地までのルートや現地の状況を知ることは生死に関わる重要な問題でした。そのため、信頼できる情報を提供するガイドブックは非常に高い需要があり、キャボットの著書もそうした時代の要請に応えて生まれた一冊なのです。

まとめ

『カリフォルニア移民指南書』は、1849年に元アメリカ陸軍軍曹のジョセフ・エリソン・キャボットによって書かれた移住者向けガイドブックです。米墨戦争でカリフォルニアに駐屯した際に得た知識と経験をもとにした本書は、ゴールドラッシュ期に西部へ夢を求めて旅立つ多くの人々にとって、心強い道しるべとなりました。