「1978年に発行された銀ドルは今いくらになるのか?」と疑問に思うコイン収集家の方や、遺品整理で古い硬貨を見つけた方は少なくありません。しかし、結論から言うと、1978年製の銀ドルというものは存在しません。
アメリカの銀ドルは1935年で製造終了
アメリカ合衆国造幣局が銀を主体とした1ドル銀貨を一般流通用に鋳造したのは、1935年のピースダラーが最後です。それ以降、アメリカで銀含有の1ドル硬貨は通常流通向けには製造されていないため、「1978年の銀ドル」はそもそも存在しないのです。
1978年に実際に発行されていたのはアイゼンハワーダラー
1978年に造幣局が発行していた1ドル硬貨は、アイゼンハワーダラー(Eisenhower Dollar)です。この硬貨は銅ニッケル合金(クラッド材)で作られており、銀は含まれていません。表面には第34代大統領ドワイト・D・アイゼンハワーの肖像が、裏面にはアポロ11号の月面着陸を記念したデザインが描かれています。
1978年アイゼンハワーダラーの価値
一般的な流通品の1978年アイゼンハワーダラーのコレクター価値は、額面の1ドル前後から数ドル程度とされています。ただし、未使用に近い美しい状態(ミントステート)のものや、発行造幣局による希少性の違いによっては、やや高い評価を受けることもあります。
注意:40%銀のアイゼンハワーダラーについて
1971年から1976年にかけて、サンフランシスコ造幣局(Sミントマーク付き)から収集家向けの40%銀含有アイゼンハワーダラーが発行されました。しかし、これらも1978年には製造されていません。お手元の硬貨の縁に「S」の刻印があり、年号が1971〜1976年であれば銀含有の可能性がありますので、一度確認してみるとよいでしょう。
まとめ
1978年の1ドル硬貨をお持ちの場合、それは銀貨ではなく銅ニッケル製のアイゼンハワーダラーです。銀としての金属価値はありませんが、保存状態によっては小さなコレクター価値がつくこともあります。正確な価値を知りたい場合は、硬貨の年号・ミントマーク・状態を確認した上で、信頼できるコインディーラーや鑑定サービスに相談するのがおすすめです。