南アメリカの歴史

アメリカの25セント硬貨(クォーター)に銀が含まれていたのは何年から何年まで?

アメリカ合衆国の25セント硬貨(通称「クォーター」)には、その長い発行の歴史の中で、長期間にわたって銀が使用されてきました。ここでは、銀を含んでいた具体的な年代と、それぞれの時期における金属の組成、そしてデザインの特徴をご紹介します。

銀が含まれていたクォーターの年代と組成

以下が、銀を含んだクォーターが発行されていた主な時期の一覧です。

1796年〜1820年

銀89.24%、銅10.76%の組成で鋳造されました。初期のクォーターはやや銀の純度が低めだったのが特徴です。

1821年〜1837年

銀90%、銅10%へと組成が変更され、以後この「900/1000(コイニジ・シルバー)」規格が標準となりました。

1837年〜1891年

銀90%、銅10%。この時期のクォーターは「シーテッド・リバティー(座り姿の自由の女神)」デザインで知られています。

1892年〜1964年

銀90%、銅10%。前半は「バーバー・クォーター」、後半は「スタンディング・リバティー」、さらに1920年代後半からは「ウォーキング・リバティー」へとデザインが移り変わりました。現在コレクターや投資家の間で人気の高い「ジャンク・シルバー」と呼ばれる硬貨の多くが、この時代のものです。

1965年以降の大きな転換点

1965年以降、クォーターは銅とニッケルの合金(銅ニッケル・クラッド)で鋳造されるようになりました。

この変更は、当時の銀価格の高騰を受けて制定された1965年の通貨法(Coinage Act of 1964/1965)によるもので、流通用の硬貨から銀を排除する目的がありました。そのため、1964年以前に発行されたクォーターには銀の価値が残っており、現在大切に収集されています。手元に古いクォーターがある場合は、発行年を確認してみると良いでしょう。