南アメリカの歴史

アメリカ国旗を最初にデザインしたのは誰?フランシス・ホプキンソンの功績

星条旗として知られるアメリカ合衆国の国旗。その最初のデザインを手がけたのは、ニュージャージー州から大陸会議に派遣された代表者、フランシス・ホプキンソン(Francis Hopkinson、1737年〜1791年)です。

1777年の国旗決議

1777年6月14日、大陸会議は「国旗決議(Flag Resolution)」を採択し、ホプキンソンのデザインが正式にアメリカ合衆国の国旗として定められました。

決議の内容は、「合衆国の旗は赤と白が交互に並ぶ13本の縞模様とし、青地の上に白い13個の星で連邦(ユニオン)を表す」というものでした。「13」という数字は、独立当時の13植民地、すなわち建国当初の13州を象徴しています。

報われなかったデザイナー

興味深いことに、ホプキンソンは自らのデザインに対する報酬として「ワイン1樽」を求める請求書を大陸会議に提出しましたが、結局支払われることはありませんでした。彼はアメリカ独立宣言の署名者の一人でもあり、国旗のほかにも紙幣や政府の紋章のデザインを手がけるなど、多才な人物として知られています。

ベッツィ・ロス伝説との関係

一般には、裁縫師のベッツィ・ロスが初代の国旗を縫い上げたという逸話が広く知られています。しかし、これを裏付ける確かな歴史的資料は存在せず、あくまで伝説とされています。一方、ホプキンソンによるデザインには当時の記録が残っており、現在では彼こそが初代国旗のデザイナーであると考えられているのです。

6月14日は「国旗の日」

国旗決議が採択された6月14日にちなみ、アメリカでは毎年この日を「国旗の日(Flag Day)」として祝っています。初代国旗の誕生から250年以上が経過した今も、星条旗はアメリカの歴史と統一の象徴であり続けています。