南アメリカの歴史

アメリカの再建時代(レコンストラクション)はどのくらい続いたのか?その背景と終わりを解説

アメリカ合衆国の「再建時代(レコンストラクション)」は、1865年の南北戦争終結から1877年まで、およそ12年間にわたって続きました。この時期が正式に終わったとされるのは、連邦軍が旧南部連合(アメリカ連合国)諸州から最後に撤退した1877年です。

再建時代とは何だったのか?

再建時代の主な目的は、次の3つでした。

  • 国家の再統一 — 南北に分裂した国をふたたびひとつにまとめること
  • 奴隷制の廃止 — 解放された黒人(フリードマン)の権利を法的に保障すること
  • 南部の復興 — 戦争で荒廃した南部経済と社会基盤の立て直し

この時代に実現した主な変化

再建時代には、奴隷制を廃止する「憲法修正第13条」、市民権を保障する「第14条」、人種による投票権の差別を禁じる「第15条」といった重要な憲法修正が相次いで成立しました。また、解放奴隷の生活支援や教育を担う「自由民局(Freedmen's Bureau)」も設立されています。

なぜ1877年に終わったのか?

しかし、南部では白人至上主義勢力の台頭や人種差別的な法律の蔓延などにより、再建政策は次第に行き詰まりました。1876年の大統領選挙をめぐる対立の結果、「1877年の妥協」と呼ばれる政治的取引が成立し、連邦軍は南部から撤退。これをもって再建時代は事実上の終焉を迎えました。

その後、南部ではジム・クロウ法に代表される人種隔離体制が強まっていくことになります。再建時代は短い期間でしたが、アメリカの人種問題と民主主義の歴史を考えるうえで欠かせない重要な時代といえるでしょう。