1924年移民法(ジョンソン=リード法)
1924年移民法は「ジョンソン=リード法」としても知られる、アメリカ合衆国への移民を大幅に制限した画期的な法律です。この法律では、各国の出身国別に割当枠(クォータ)が設定され、実質的に北ヨーロッパおよび西ヨーロッパ諸国からの移民が優遇される一方、南ヨーロッパ・東ヨーロッパ諸国、さらにはアジアからの移民数は大幅に削減されました。
具体的には、1890年の国勢調査に基づき各国籍ごとに人口の2%までという厳しい上限が設けられ、また「市民権取得資格のない外国人」として日本人を含むアジア系移民の入国を事実上禁止する規定も含まれていました。
この法律は、第一次世界大戦後のアメリカ社会に広がっていた排外主義(ネイティビズム)や反移民感情を色濃く反映したものであり、20世紀前半のアメリカ移民政策の方向性を決定づける転換点となりました。