「1904年製のセントゴーデンズ(St. Gaudens)・リバティ20ドル金貨の価値はいくらか?」という質問をよく見かけますが、まず知っておくべき重要な事実があります。1904年に鋳造されたセントゴーデンズ・ダブルイーグルは存在しません。
セントゴーデンズ20ドル金貨が鋳造されたのは1907年〜1933年
彫刻家オーガスタス・セントゴーデンズ(Augustus Saint-Gaudens)によるデザインで知られるこの有名な20ドル金貨(ダブルイーグル)は、1907年から1933年までしか鋳造されていません。したがって、1904年の日付が入ったセントゴーデンズ金貨は、本物としてはあり得ないのです。
1904年の20ドル金貨は「リバティヘッド」デザイン
1904年に実際に流通していた20ドル金貨は、クリスチャン・ゴブレクト(Christian Gobrecht)がデザインしたリバティヘッド(コロネット)・ダブルイーグルです。こちらは1838年から1907年まで長く鋳造された、いわばセントゴーデンズの前身にあたるコインです。
もし「1904年セントゴーデンズ」を持っている場合は?
1904年の日付とセントゴーデンズのデザインが組み合わさったコインを持っている場合、次のような可能性が考えられます。
- 偽造品やファンタジー作品:後から日付を改ざんされたもの、あるいは装飾目的で作られた模造品である可能性が高いです。
- メッキされたレプリカ:金メッキを施した記念品的な複製品も多く出回っています。
- 誤認:実際にはリバティヘッド型であり、デザインを見間違えているケースもあります。
本物の1904年20ドル金貨の価値の目安
手元にあるのが本物の1904年リバティヘッド・ダブルイーグルであれば、約0.9675トロイオンスの純金を含むため、地金価格(ゴールドスポット価格)をベースとした価値があります。一般的な年号・状態のコインは地金価値に若干のプレミアムが上乗せされる程度ですが、保存状態(グレード)が良いものや希少性の高いものは収集家市場でより高く評価されます。
正確な鑑定を行いたい場合は、PCGSやNGCなどの公認グレーディングサービスへの査定依頼をおすすめします。重量・直径・縁の刻印などを確認すれば、偽物かどうかの大まかな判断も可能です。