南アメリカの歴史

第1回十字軍後の約200年間に行われた主要な十字軍とは?

第1回十字軍以降の約200年間、ヨーロッパのキリスト教徒たちは、イスラム勢力やその他の非キリスト教徒に対して数多くの十字軍を派遣しました。十字軍の定義の仕方によって正確な回数は異なりますが、この時代を代表する主要な十字軍には以下のようなものがあります。

1. 第2回十字軍(1147年〜1149年)

レヴァント地方のキリスト教国であるエデッサ伯領がムスリム(イスラム教徒)の手に落ちたことを受けて実施されました。フランス王ルイ7世とドイツ王コンラート3世が指揮を執りました。

2. 第3回十字軍(1189年〜1192年)

1187年にイスラム世界の英雄サラディンがエルサレムを占領したことがきっかけとなった十字軍です。神聖ローマ皇帝フリードリヒ1世(バルバロッサ)、フランス王フィリップ2世、そしてイングランド王リチャード1世(獅子心王)という名だたる君主たちが率いました。

3. 第4回十字軍(1202年〜1204年)

当初の目的はエルサレムの奪還でしたが、結果として遠征は大きく方向転換し、東ローマ(ビザンツ)帝国の首都コンスタンティノープルの攻略と略奪という予想外の結末を迎えました。

4. アルビジョア十字軍(1209年〜1229年)

南フランスのオクシタニー地方において、カトリック教会から異端とみなされたキリスト教の一派カタリ派に対して行われた十字軍です。十字軍が必ずしもイスラム勢力だけを対象としたわけではないことを示す好例といえます。

5. 第5回十字軍(1217年〜1221年)

ハンガリー王アンドラーシュ2世とオーストリア公レオポルト6世が指導しました。エルサレム攻略のための戦略的拠点と考えられていたエジプトの征服を目指しましたが、目的を達成できませんでした。

6. 第6回十字軍(1228年〜1229年)

神聖ローマ皇帝フリードリヒ2世(ホーエンシュタウフェン家)が率いた十字軍です。武力衝突ではなく外交交渉を通じて、エルサレムおよびその他の聖地の支配権を、期限付きながらも平和裏に取り戻すことに成功しました。

7. 第7回十字軍(1248年〜1254年)

敬虔なキリスト教徒として知られるフランス王ルイ9世が率い、エルサレムをムスリムの支配から解放することを目標としました。しかしながら遠征は失敗に終わり、ルイ9世自身がマムルーク朝に捕らわれるという屈辱的な結果となりました。

8. 第8回十字軍(1270年)

この十字軍もまたルイ9世が指揮しました。目標は北アフリカのチュニスでしたが、陣営内で疫病が発生したことにより遠征は中断され、ルイ9世自身も病に倒れてこの世を去りました。

まとめ

以上が、第1回十字軍後の約200年間に起こった主要な十字軍です。十字軍の時代は、宗教的な熱狂と政治的な野心が複雑に絡み合い、中東地域において様々な集団や勢力が激しく対立した、歴史上特筆すべき時代でした。