はい、その通りです。世界大恐慌(グレート・デプレッション)は、第一次世界大戦(1914年~1918年)の終結後、第二次世界大戦(1939年~1945年)の勃発前に発生した歴史的な経済危機です。
大恐慌の始まり:1929年の株価大暴落
大恐慌の発端となったのは、1929年10月24日、いわゆる「暗黒の木曜日」に起こったニューヨーク証券取引所での株価大暴落でした。さらに10月29日の「暗黒の火曜日」には株価が急落し、アメリカ経済は深刻な混乱に陥りました。
この危機はアメリカ国内にとどまらず、貿易や金本位制を通じて瞬く間に世界中へ波及しました。その結果、各国で広範な失業、貧困、社会不安が引き起こされました。
第一次世界大戦との時間関係
第一次世界大戦は1918年に終結し、翌1919年にはヴェルサイユ条約が調印されました。1920年代には一時的な好景気(いわゆる「狂騒の20年代」)も見られましたが、1929年の株式市場の崩壊によってその繁栄は突如として終わりを告げます。
つまり、大恐慌の始まりは第一次世界大戦の終結からおよそ10年余り後のことだったのです。
大恐慌が世界にもたらした影響
- 失業の急増: アメリカでは労働人口の約4分の1が失業する事態に陥りました。
- 日本への波及: 日本でも「昭和恐慌」と呼ばれる深刻な不況が発生し、農村部を中心に大きな打撃を受けました。
- 社会不安の拡大: 経済的苦境が政治的混乱を招き、各国で社会不安が高まりました。
第二次世界大戦への道
大恐慌は第二次世界大戦が始まる前の出来事ですが、この長期にわたる経済危機が、ドイツにおけるナチス政権の台頭や日本における軍国主義の強化といった動きを促し、結果として第二次世界大戦の遠因の一つになったと多くの歴史家が指摘しています。
アメリカでは1933年に就任したルーズベルト大統領のもとで「ニューディール政策」が実施され、景気回復が図られましたが、世界経済が完全に回復するのは第二次世界大戦中、あるいは戦後になってからでした。
まとめ
大恐慌は、第一次世界大戦終結(1918年)から約10年後の1929年に始まり、第二次世界大戦勃発(1939年)まで続いた、二つの世界大戦の間の時代を象徴する経済危機でした。その影響は全世界に及び、後の国際情勢にも深く刻まれることとなったのです。