南アメリカの歴史

米国市民ではないのに大統領に選出された人物は存在するのか?

米国市民ではない大統領は存在するのか?

結論から言えば、米国市民権を持たないまま大統領に選出された人物は、歴史上ただの一人も存在しません。

これは偶然ではなく、憲法によって厳格に要件が定められているためです。アメリカ合衆国憲法第2条第1項では、大統領就任の資格として「生まれながらの合衆国市民(natural born citizen)」であることを明確に求めています。

「生まれながらの市民」という要件の意味

この規定は、建国の父たちが外国勢力からの干渉や影響を防ぐ目的で設けたとされています。そのため、帰化によって市民権を取得した人は、どれほど優れた経歴や人望を持っていても、大統領に立候補すること自体が憲法上認められません。

有名な例として、オーストリア出身でカリフォルニア州知事を務めたアーノルド・シュワルツェネッガー氏が挙げられます。彼は米国市民ではありますが、生まれながらの市民ではないため、大統領選への出馬はできません。

まとめ

つまり「市民権を持たない大統領」は、過去にも現在にも存在せず、憲法が改正されない限り、将来にわたって誕生することはないのです。