植物や自然の造形美を捉えた写真で世界的に有名なドイツの写真家、カール・ブロスフェルト(Karl Blossfeldt)。彼の芸術的歩みには、時代を代表する芸術家や文化人との深い関わりがありました。ここでは、ブロスフェルトの作品と思想に大きな影響を与えた3人の人物を紹介します。
アルフレッド・スティーグリッツ(Alfred Stieglitz、1864-1946)
アメリカを代表する写真家であり、画廊のオーナーでもあったスティーグリッツは、ブロスフェルトの写真をアメリカで初めて展示した人物です。二人の間に育まれた友情を通じて、スティーグリッツはブロスフェルトの作品を世界の芸術界へと広く紹介し、その国際的な評価の確立に大きく貢献しました。
アドルフ・ロース(Adolf Loos、1870-1933)
ミニマリズムと機能主義の建築理念で名高いオーストリアの著名な建築家です。ブロスフェルトはロースを深く敬愛しており、写真が伝統的な美学の枠を超える可能性を認めていたロースの著作から、大きなインスピレーションと励ましを受けていました。
エミール・ルートヴィヒ(Emil Ludwig、1883-1948)
代表作『ナポレオン』で高い評価を得たドイツの著名な作家・伝記作家です。ブロスフェルトの写真が成功を収めた後、二人は協働関係を結びました。ルートヴィヒはブロスフェルトのために長編エッセイを執筆し、それが2冊目の重要な出版物『自然芸術の形態(Art Forms in Nature)』の刊行へとつながりました。