アメリカ文学の歴史において、欠かすことのできない存在となっている作家たち。ここでは、その中でも特に名高い2人の巨匠、エドガー・アラン・ポーとマーク・トウェインについてご紹介します。
1. エドガー・アラン・ポー(Edgar Allan Poe/1809年〜1849年)
エドガー・アラン・ポーは、アメリカの作家、詩人、編集者であり、文芸批評家としても活躍しました。アメリカ文学史における最も重要な人物の一人とされており、後世のミステリーやホラー文学、さらにはSFの発展にも多大な影響を与えています。
代表作には、狂気じみた語り手の心理を描いた短編小説「告げ口心臓」(1843年)、美しい詩情と不気味さが融合した叙事詩「大鴉」(1845年)、そして長編唯一の小説である『ナンタケット島出身のアーサー・ゴードン・ピムの物語』(1838年)などがあります。
2. マーク・トウェイン(Mark Twain/1835年〜1910年)
マーク・トウェインは、本名サミュエル・クレメンスとして生まれたアメリカの作家、ユーモリスト、講演者です。ウィットに富んだ文章と鋭い社会風刺で知られ、「アメリカ文学の父」と称されることもあります。
彼の最も有名な作品は、少年たちの冒険を描いた『トム・ソーヤーの冒険』(1876年)と、その続編ともいえる『ハックルベリー・フィンの冒険』(1884年)です。この2作は、アメリカ文学における不朽の古典として、今なお世界中で愛読され続けています。
ポーの耽美で神秘的な世界観と、トウェインのユーモアあふれる写実的な筆致。作風こそ異なりますが、2人ともアメリカ文学の礎を築いた偉大な作家として、今日も多くの読者に影響を与え続けています。