オレンジ教団の設立時期
オレンジ教団(Orange Order、オレンジ結社とも呼ばれます)は、1795年9月21日に、アイルランドのアーマー県(County Armagh)で設立されたプロテスタントの友愛組織です。
設立の背景
18世紀末のアイルランドでは、プロテスタント系住民とカトリック系住民との間で土地や権利をめぐる対立が激化していました。1795年にはアーマー県ダイヤモンド村付近で両派が衝突する「ダイヤモンドの戦い」が発生し、この出来事を契機として、プロテスタント側の防衛と連帯を目的にオレンジ教団が結成されたとされています。
名称の由来
「オレンジ」という名称は、1690年のボイン川の戦いでカトリック勢力を破り、プロテスタントの支配体制を確立したイングランド王ウィリアム3世(オラニエ公ウィレム、ウィリアム・オブ・オレンジ)にちなんでいます。教団は彼を象徴的な英雄として掲げています。
現在の活動
今日のオレンジ教団は主に北アイルランドを中心に活動しており、毎年7月12日にはウィリアム3世の勝利を記念する大規模なパレード(「トゥエルフス」)が行われることで知られています。会員数は数万人規模に及び、北アイルランドの社会や政治文化において今なお重要な存在となっています。