ヨーロッパの歴史

ローマ再現祭「タラコ・ビバ」がマドリッド初上陸――国立考古学博物館で開催

親愛なる読者の皆さん、こんにちは。

ご存じの方も多いでしょうが、スペインでは歴史再現(英語圏でいうリビング・ヒストリー)の世界がいま大きなブームを迎えています。各時代を再現する団体が数十も活動しており、再現イベントは年々増加の一途をたどっています。こうした祭典は高い人気を誇るだけでなく、歴史を教育的でありながら楽しい形で一般の人々に伝える、かけがえのない手段にもなっているのです。

タラコ・ビバ――タラゴナのローマ祭とは

数ある再現イベントの中でも、タラゴナのローマ祭「タラコ・ビバ(Tarraco Viva)」はこの分野の先駆けであり、揺るぎないベンチマーク的存在です。市のカレンダーに欠かせない行事であると同時に、アマチュア・プロを問わず、この道に関わるすべての人にとって見逃せない催しとなっています。実際、歴史誌『Desperta Ferro』が2010年に一般公開されたのも、ほかならぬタラコ・ビバの会場でした。以来、私たちは一度もこの祭典を欠かしたことがありません。

毎年5月に開催されるこの祭典では、タラゴナの街のあちこちで、尽きることのないプログラムが繰り広げられます。剣闘士の試合やローマ軍団兵の戦闘術の実演といった迫力ある演目から、古代ローマの料理、宗教観、さらには売春といった日常生活の一側面まで、内容は実に多岐にわたります。加えて、著名な専門家を招いた講演会など、幅広い世代が楽しめる企画が豊富に用意されている点も大きな魅力です。

ローマ再現祭「タラコ・ビバ」がマドリッド初上陸――国立考古学博物館で開催

いよいよマドリッドへ――国立考古学博物館で発表イベント

そして今年、タラコ・ビバは節目となる第20回の開催を迎えます。さらにうれしいことに、祭典史上初めて、その魅力が首都マドリッドにやってきます。舞台となるのは国立考古学博物館(Museo Arqueológico Nacional)です。

  • 4月13日(金)正午から、イベント発表の記者会見を実施。
  • 4月14日(土)同様に正午から、古代ローマ都市における行政長官選挙の模様を再現した公開パフォーマンスを上演。

詳細については公式の案内をご確認ください。

機会があれば、どうぞこのプレゼンテーションをお見逃しなく。そしてもちろん、本場タラゴナで開催される祭典本体も必見です。5月25日・26日・27日にタラゴナへ足を運べるチャンスがあれば、その価値は十分にあると断言できます。古代ローマの息吹を体感できる数日間が、きっとあなたを待っているはずです。

ローマ再現祭「タラコ・ビバ」がマドリッド初上陸――国立考古学博物館で開催