ヨーロッパの歴史

歴史上最も偉大な「将軍」たち――その正体は巨大セコイアだった!

歴史上最も偉大な将軍は、シャーマン将軍とグラント将軍である。

しかし、この堂々たる断言には、ちょっとした仕掛けが隠されている。ここでいう「将軍」とは人間ではなく、ジャイアント・セコイア(Sequoiadendron giganteum)と呼ばれる世界最大級の巨木の愛称なのだ。アメリカ合衆国カリフォルニア州には、南北戦争の名将にちなんだ名を持つ、二本の伝説的なセコイアがそびえ立っている。

グラント将軍の木(The General Grant Tree)

  • 所在地:キングス・キャニオン国立公園内のグラント・グローブ(米国カリフォルニア州)
  • 発見年:1862年
  • 樹齢:約2,000年~2,500年
  • サイズ:高さ81.72メートル超、幹の直径12.3メートル

歴史上最も偉大な「将軍」たち――その正体は巨大セコイアだった!

グラント将軍の木は、1926年に「国のクリスマスツリー(Nation's Christmas Tree)」に指定されるなど、アメリカを代表する巨木として今も多くの人々に親しまれている。

シャーマン将軍の木(The General Sherman Tree)

  • 所在地:セコイア国立公園のジャイアント・フォレスト(米国カリフォルニア州)
  • 発見:1879年、博物学者ジェームズ・ウォルバートン(James Wolverton)による
  • 樹齢:グラント将軍よりさらに約500年古い
  • サイズ:高さ約83.8メートル、幹の直径11.1メートル(グラント将軍よりやや細身)
  • 体積:1,486.6立方メートル

歴史上最も偉大な「将軍」たち――その正体は巨大セコイアだった!

発見者のウォルバートンは、南北戦争当時、シャーマン将軍率いるインディアナ第9義勇騎兵連隊に中尉として従軍していた人物である。敬愛する元上官への敬意から、自らの発見した巨木を「シャーマン将軍」と名付けたと言われている。

どちらの「将軍」がすごいのか?

高さではシャーマン将軍がわずかにリードし、太さ(直径)ではグラント将軍が優位に立つ。特筆すべきはシャーマン将軍の体積で、約1,486.6立方メートルという数値は、現存する単一の樹木として地球上最大規模とされ、ギネス世界記録にも認定されている。さらに樹齢はグラント将軍より約500年長く、まさに「歴史そのもの」を見届けてきた巨木なのである。

出典:Wikipedia ほか

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