ヨーロッパの歴史

バイキングはチェダーチーズを食べていたのか?その答えは「ノー」

結論から言うと、バイキングはチェダーチーズを食べていません。その理由は、両者の存在した時代が重なっていなかったからです。

時代のずれがすべてを物語る

バイキング(北欧のヴァイキング)が活躍したのは、8世紀後半から11世紀にかけてです。この間、彼らはスカンディナビアから出発し、ヨーロッパ各地への略奪や交易、植民を行いました。

一方、チェダーチーズが初めて作られたのは、イングランド南西部サマセット州の村チェダーにおいて、12世紀になってからです。歴史記録によれば、12世紀後半にはすでにこの地方のチーズが王室に納められていたとも伝えられています。

では、バイキングはどんなチーズを食べていたのか?

チーズを食べなかったわけではありません。バイキングたちは牛や山羊、羊の乳を利用し、スキール(skyr)と呼ばれる濃厚な乳製品や、バター、ホエイ(乳清)、そして保存性の高いチーズを作って日常的に食べていました。航海や長旅の携帯食としても、乳製品は重要な栄養源でした。

まとめ

バイキングとチェダーチーズは、誕生した時代が約100年以上ずれているため、出会うことはありませんでした。ただし、バイキング自身は独自の乳製品文化を持っており、チーズ類を日常的に楽しんでいた点は興味深い事実といえます。