ドイツ空軍が「ルフトヴァッフェ(Luftwaffe)」という名前で呼ばれる理由は、実にシンプルです。この名称自体が、ドイツ語で「空軍」を意味する言葉だからです。
「ルフトヴァッフェ」の言葉の成り立ち
「ルフトヴァッフェ」は、二つのドイツ語の単語を組み合わせた複合語です。
・Luft(ルフト):「空気」「大空」を意味する
・Waffe(ヴァッフェ):「武器」を意味する
この二つを掛け合わせると「空中の武器」という意味になり、航空戦力を表す名称として非常にふさわしいものとなっています。
名称の歴史的な経緯
この言葉が初めて登場したのは1910年頃とされており、当時は航空機の軍事利用に関する文献や資料の中で使われていました。その後、1933年にドイツが空軍を再編・創設した際に、「ルフトヴァッフェ」が正式な部隊名称として採用されることになりました。
現代にも続く名称
興味深いことに、この名称は第二次世界大戦後も受け継がれています。現在のドイツ連邦軍の航空部隊も「ドイツ空軍(Deutsche Luftwaffe)」と呼ばれており、またドイツ語圏ではオーストリアやスイスの空軍を指す一般的な用語としても広く使われています。つまり「ルフトヴァッフェ」は、特定の組織の固有名詞というよりも、ドイツ語における「空軍」の標準的な呼び方なのです。