ヨーロッパの歴史

アメリカはソンムの戦いに参戦したのか?第一次世界大戦における米軍の関与を解説

結論:アメリカはソンムの戦いには直接参加していない

結論から言うと、アメリカはソンムの戦い(Battle of the Somme)に直接参戦していません。この戦いは、第一次世界大戦中の1916年7月1日から11月18日にかけて、イギリス軍とフランス軍がドイツ軍を相手に行った大規模な攻勢作戦であり、主戦場はフランス北部のソンム川流域でした。

ソンムの戦いとはどんな戦いだったのか

ソンムの戦いは、西部戦線における連合国側最大級の攻勢として知られています。初日だけでイギリス軍は約5万7千人の死傷者を出すなど、第一次世界大戦史上最も悲惨な消耗戦の一つとなりました。この時点では、アメリカはまだ中立国であり、戦闘に一切関わっていませんでした。

アメリカの参戦は1917年4月から

アメリカが正式に第一次世界大戦へ参戦したのは、1917年4月のことです。ドイツによる無制限潜水艦作戦や「ツィンメルマン電報」事件などを背景に、アメリカは連合国側として参戦を宣言しました。

その後、ジョン・パーシング将軍率いるアメリカ遠征軍(AEF)がヨーロッパへ派遣され始めましたが、部隊の訓練や輸送、装備の整備に時間を要しました。

米軍が本格的に戦闘へ参加したのは1918年春以降

アメリカ軍が西部戦線で本格的な戦闘に投入されたのは、1918年の春頃になってからです。この頃には、ソンムの戦いはすでに1年以上前に終結しており、米軍が同戦闘に加わる機会はありませんでした。

米軍は1918年秋のムーズ・アルゴンヌ攻勢やサン・ミヒエルの戦いなどで大きな役割を果たし、連合国の勝利に貢献することとなります。

まとめ

  • ソンムの戦いは1916年に実施され、主に英仏軍対ドイツ軍の戦いだった
  • アメリカの参戦は1917年4月で、ソンムの戦いより後
  • 米軍が西部戦線で本格的に戦ったのは1918年春以降
  • したがって、アメリカはソンムの戦いには参加していない